IshiiYutaka

9月 082025
 

JASELE Journal第37号投稿論文執筆要領を公開しました。投稿受付期間は 2025年 9月19日(金) 0時 から 2025年10月 3日(金) 24時 (日本時間)までとなっています。あわせて37号向けのテンプレートも用意しましたのでご利用ください。

詳しくは下記のページをご覧ください。

JASELE Journal執筆要領(日本語版、英訳版)、JASELE Journal 37投稿票、 投稿用テンプレート(JASELE Journal第37号用)

9月 082025
 

全国英語教育学会第50回大会記念特別号『英語教育学の今-実践と理論の統合-』を全文公開しました。 

こちらより、ダウンロードが可能です。

英語教育学の諸相について体系的に学ぶことができる内容となっています。多くの方々に読んでいただけることを願っております。

なお、執筆者の所属は記念誌発行時点のものです。

全国英語教育学会第50回研究大会記念特別誌編集委員会

8月 292025
 

全国英語教育学会では学生支援の一環として,年次全国大会参加のための助成金の給付(抽選制),及び学生の大会参加者を対象とした大学生・大学院生フォーラムを行っております。第50回の埼玉研究大会での学生参加者を代表して,助成金を利用して大会に参加した学生の方に大会の様子をレポートしていただきました。ご興味を持たれた学生の方は,次年度以降の大会での参加助成金制度の利用やフォーラムへの参加を是非ご検討下さい。

8月9日・10日に獨協大学で開催された全国英語教育学会第50回記念埼玉研究大会に参加いたしました。第50回という節目の大会ということもあり、全国から多くの先生方や学生が集まり、多くの教育研究・教育実践が発表される大変活気ある場となっていました。「AIと共に学ぶ時代の英語教育―日本全国の教育現場からのケーススタディー」と題したシンポジウムでは、dog という単語を「単語だけで見る場合」と「写真と単語をセットで見る場合」とで脳波の動きに違いがあるという実験結果の紹介や、ELSA Speak のアプリの裏側でどのようにAIが働いているのかといった説明を聞くことができました。少しの工夫でも脳に変化が生じることに驚きましたし、最先端の技術を活用した実践に興味が沸きました。ただし、学会という場でもあったため、すべてを鵜呑みにするのではなく「本当にこれはどうなのか」と批判的思考を働かせながら聞くことができ、他大学の学生や先生方と議論を深め、生成AIや単語学習に関する理解をより深めることができました。また、普段は読書会でお世話になっている先生の博論の研究発表を聞くことができたことも大きな学びでした。その先生がどのようなテーマを研究対象として設定し、どのような方法で研究を進められているのかを知ることで、自分自身の研究の設計や進め方を考える上で多くの示唆を得ました。さらに、研究内容だけでなく発表の仕方や質疑応答のやり取りまでを観察する中で、もし自分が発表する立場だったらどのような質問を受けるのだろうかと想像しながら聞くことができました。普段の議論と学会での発表が結びついたことで、自身のテーマにも直結する学びが多く、非常に有意義な時間となりました。

今年も私は大学院生フォーラムに参加しました。昨年の大会でこのフォーラムに参加した際、出会った方にこの助成金制度について教えていただいたことが、今回の参加にもつながっています。今年はその方との再会もあり、また「研究者のワークとライフのバランス」についてリアルなお話を伺うことができ、自分の将来について考えを深める機会となりました。見えているゴールが遠すぎると「本当にこのまま進んで大丈夫なのか」と不安になることもありますが、同じ境遇にある仲間と語り合い、かつて同じ境遇を経験した方の講演を聞くことで、研究以外の面でも大きな安心感を得ることができました。

このように、発表や講演から得た知見だけでなく、交流を通じても多くの学びを得られました。研究そのものへの示唆はもちろん、研究生活を続けていく上での心構えや仲間とのつながりを再確認できたことは、今後に向けて大きな支えになると感じています。

最後に、今回の参加は助成金制度によるご支援のおかげで実現いたしました。交通費・宿泊費の負担が軽減され、安心して研究発表や交流に専念することができました。この制度が今後も広く学生に周知され、継続されることを願っております。本制度に関わるすべての皆様に、心より御礼申し上げます。

中京大学大学院 人文社会科学研究科 言語学専攻 修士課程2年 能登日向子

8月9日、10日の2日間にかけて、記念すべき第50回目の全国英語教育学会が埼玉県で開催されました。今回の学会は私にとって貴重な経験となり、研究に向かうための原動力となっていることを日々感じています。参加できたことを大変嬉しく思います。

 2日間を通して、多くの発表を拝聴しました。私が焦点を当てて研究している文法に関する内容だけでなく、幅広い研究に触れたことで、自身の研究における新たな視点や課題意識を得ることができました。特に、文法知識の実態を把握するためのテストの在り方や工夫すべき点について発表を通して学ぶことができ、ぜひ今後の研究に活かしていきたいと考えています。また、発表を伺いながら考えを深める中で、自分の興味・関心がどこにあるのかも改めて明らかになったと感じています。多くの先生方から頂いた知見を、今後の研究や将来の授業実践に活かせるよう、さらに学びを深めていきたいと気持ちを新たにしました。

 研究発表に加えて、大学生・大学院生フォーラムにも両日参加しました。北海道という土地柄もあり、これまで所属大学以外の学生、特に道外の学生との交流機会は限られていました。しかし初日のフォーラムを通して、全国の院生と研究や将来について率直に意見を交わすことができました。この経験は何物にも代えがたいものです。同世代の多くの学生が英語教育に真摯に向き合っていることを実感し、強く刺激を受け、自分も頑張ろうという気持ちにさせてもらいました。2日目のフォーラムでは、広島大学の山内先生からキャリアについて伺いました。その時々で仕事と生活のバランスを取りながら歩まれてきた姿から、自分自身のキャリアについて考えを深めるきっかけをいただきました。

 全国英語教育学会への参加は今回が初めてでしたが、非常に有意義な経験となりました。来年は発表者として本学会に参加できるよう、日々の研究に励みたいと思います。最後に、大会運営に携わられたすべての方々、そして学生会員の研究大会参加助成金制度をご支援くださった学生支援部の皆様に深く感謝申し上げます。今回得た学びを糧に、研究と教育実践の両面で成長していくことができるよう努めます。

北海道教育大学教職大学院 1年 髙橋あさ美

8月 162025
 

 全国英語教育学会第50回記念埼玉研究大会は、「過去と未来をつなぐ-JASELEの50年を総括して-」をテーマに、8月9日・10日の2日間、獨協大学にて開催されました。期間中は、261件のご発表、1041名のご参加、41件の協賛企業展示をいただき、大会は大いに盛り上がりました。節目となる第50回の全国研究大会を、皆さまと祝うことができましたことを、心より嬉しく思います。

英語教育学に関する幅広い研究テーマについて、あらゆる校種の先生方が発表してくださり、熱のこもった議論が交わされました。特別講演、課題研究フォーラム・授業研究フォーラム、ワークショップ、大学生・大学院生フォーラム、シンポジウムなど、企画も充実しており、本学会が目指す「実践と理論の往還」が見事に体現された大会となりました。また、学会創設50周年、大会第50回開催を記念して刊行された『全国英語教育学会50周年史-昭和、平成、令和をつなぐ』および『英語教育学の今-実践と理論の統合』は、本大会に華を添えてくださいました。

本大会の運営を担ってくださった関東甲信越英語教育学会の皆さまに、心より感謝申し上げます。西垣知佳子大会実行委員長をはじめ、実行委員の皆さまが「全国からお越しになる皆さまを最高のおもてなしで迎えよう」という温かい思いでご尽力くださり、ホスピタリティのあふれる大会になりました。キッズコーナーやイベントのライブ配信・後日配信など、これまでにない新しい試みもありました。女性の登壇者や若手研究者・教員の参加も増加し、本学会の多様性がよく反映された、未来への希望に満ちた大会となりました。

本大会が皆さまの今後の教育・研究に向けて、力強い一歩となったことを信じて、終了のご挨拶とさせていただきます。全国英語教育学会は次の50年にむけて、新たな一歩を踏み出しました。来年、2026年8月22日・23日に第51回岡山研究大会でまたお会いできることを楽しみにしております。

全国英語教育学会会長
斉田 智里

4月 012025
 

2025年7月5日(土)、6日に第25回 小学校英語教育学会(JES)東北・秋田大会が開催されます。

大会参加費(資料代を含む)は、会員2,500円、非会員3,500円、学部学生1,500円となっておりますが、全国英語教育学会会員の皆様は本学会会員と同様の参加費でご参加いただけます。

詳しいプログラム情報はこちらをご覧下さい。