全国英語教育学会第50回記念埼玉研究大会は、「過去と未来をつなぐ-JASELEの50年を総括して-」をテーマに、8月9日・10日の2日間、獨協大学にて開催されました。期間中は、261件のご発表、1041名のご参加、41件の協賛企業展示をいただき、大会は大いに盛り上がりました。節目となる第50回の全国研究大会を、皆さまと祝うことができましたことを、心より嬉しく思います。
英語教育学に関する幅広い研究テーマについて、あらゆる校種の先生方が発表してくださり、熱のこもった議論が交わされました。特別講演、課題研究フォーラム・授業研究フォーラム、ワークショップ、大学生・大学院生フォーラム、シンポジウムなど、企画も充実しており、本学会が目指す「実践と理論の往還」が見事に体現された大会となりました。また、学会創設50周年、大会第50回開催を記念して刊行された『全国英語教育学会50周年史-昭和、平成、令和をつなぐ』および『英語教育学の今-実践と理論の統合』は、本大会に華を添えてくださいました。
本大会の運営を担ってくださった関東甲信越英語教育学会の皆さまに、心より感謝申し上げます。西垣知佳子大会実行委員長をはじめ、実行委員の皆さまが「全国からお越しになる皆さまを最高のおもてなしで迎えよう」という温かい思いでご尽力くださり、ホスピタリティのあふれる大会になりました。キッズコーナーやイベントのライブ配信・後日配信など、これまでにない新しい試みもありました。女性の登壇者や若手研究者・教員の参加も増加し、本学会の多様性がよく反映された、未来への希望に満ちた大会となりました。
本大会が皆さまの今後の教育・研究に向けて、力強い一歩となったことを信じて、終了のご挨拶とさせていただきます。全国英語教育学会は次の50年にむけて、新たな一歩を踏み出しました。来年、2026年8月22日・23日に第51回岡山研究大会でまたお会いできることを楽しみにしております。
全国英語教育学会会長
斉田 智里
