平成29年度第3回英語教育セミナー

 

平成29年度全国英語教育学会・小学校英語教育学会第3回英語教育セミナー

平成29年度第3回英語教育セミナーは全国英語教育学会・小学校英語教育学会主催で2018年2月11日(日・祝)に広島大学東広島キャンパス(広島県東広島市)にて行われます。

 

プログラム(PDF版)はこちらです。

日時 2018年2月11日(日・祝) 13:00–16:40
会場 広島大学 教育学部(東広島キャンパス)K104講義室
主催 全国英語教育学会・小学校英語教育学会・中国地区英語教育学会
申込 https://goo.gl/forms/bzZFfbmCtxuYphEj1
プログラム
  • 受 付 12:30-13:00
  • 開 会 13:00-13:10
  • 講 演 13:10-14:20 
    • 「小学校外国語活動・外国語の実践-第二言語習得研究の観点から-」
      • 講師 鈴木渉(宮城教育大学)
  • 休 憩 14:20-14:30
  • セミナー① 14:30-15:30
    • 「小学校英語は「内容」と「言語」の二刀流で学ぼう!」
      • 講師 二五義博(海上保安大学校)
  • 休 憩 15:30-15:40
  • セミナー② 15:40-16:40
    • 「体を表わし得る名とは?:ライティング課題における「お題」と「テクスト」を見直したい」
      • 講師 松井孝志(山口県鴻城高等学校)
  • 懇親会:17:00~(キャンパス内 学士会館1F「ラ・ポエーム」)4,000円(予定)
  • 問い合わせ先: 猫田和明(山口大学)

要旨

講演『小学校外国語活動・外国語の実践-第二言語習得研究の観点から-』
講師  鈴木渉(宮城教育大学)

本発表では、小学校外国語活動・外国語の実践について、第二言語習得研究の観点から、5つのポイントを紹介したい。具体的には、1.音声中心に聞くことから始める、2.聞くことから始めて話すことへ進めていく、3.音声に十分に慣れ親しんだ後に読んだり、書いたりする活動を行う、4.繰り返しを工夫する、5.児童の意欲を高める、です。これらのポイントについて、『Let’s Try!』、『We Can!』、『Hi, friends!』等を用いて、具体的に例示します。

 

セミナー①『小学校英語は「内容」と「言語」の二刀流で学ぼう!―CLILの思考を重視した教科横断的指導法の体験を通して―』
講師  二五義博(海上保安大学校)

CLILは、「内容」と「言語」の同時習得とともに、「思考」や「協学」の要素も取り入れることで質の高い学びを目指す、学習者中心の教育法です。本セミナーでは、小学校6年生のレベルで社会科の「歴史上の人物」を学習しながら、人物描写などに関する言語をオーセンティックな状況で導入し、思考力を高めていく方法を体験してみましょう。たとえ英語が苦手な子どもでも、内容に知的好奇心を持って取り組め、英語力アップにつながるような“二刀流”の授業を紹介します。

 

セミナー②『体を表わし得る名とは?:ライティング課題における「お題」と「テクスト」を見直したい』
講師  松井孝志(山口県鴻城高等学校)

「あなたが一番好きな季節はいつですか?好きな理由を二つあげて英語で書きなさい。」というライティング課題の問題点は何でしょうか?このお題が「前提」としている「良い作文」「好ましい作文」の要件とは何でしょうか?この課題は和文英訳よりも優れているでしょうか?教科書や教材、高校&大学入試、所謂「外部試験」も横目で見つつ、「テクストタイプ」の考察も含め、「テクスト」そのものを見直すセミナーにしたいと思っています。